
諸元データ(2007年発売当初)
基本情報
- 販売期間: 2007年8月~2012年4月
- 車両型式: DBA-GRE156H
- 乗車定員: 5名
- 駆動方式: FF(前輪駆動)
エンジン
- エンジン型式: 2GR-FE
- 種類: V型6気筒 DOHC
- 排気量: 3,456cc
- 最高出力: 280PS(206kW)/ 6,200rpm
- 最大トルク: 35.1kgf·m(344N·m)/ 4,700rpm
- 燃料供給: 電子制御式燃料噴射(EFI)
- 使用燃料: プレミアムガソリン
トランスミッション
- 種類: 6速AT(Super ECT)
ボディ・シャシー
- 全長×全幅×全高: 4,260mm × 1,760mm × 1,515mm
- ホイールベース: 2,600mm
- 車両重量: 約1,520kg
- サスペンション(前/後): マクファーソンストラット / ダブルウィッシュボーン
- ブレーキ(前/後): ベンチレーテッドディスク / ディスク
- タイヤサイズ: 225/45R17
燃費性能
- 10・15モード燃費: 約9.4km/L
特徴
- 3.5L V6エンジン搭載: 280PSのパワーで強力な加速を実現。
- 6速AT(Super ECT)採用: スポーティな走りと快適なクルージングを両立。
- 専用チューニングの足回り: 通常のブレイドよりサスペンションやブレーキが強化。
- 専用デザイン: 「MASTER」エンブレムや専用17インチアルミホイールを装備。
- 高級感のあるインテリア: 本革シート、ウッド調パネルを採用。
- 高い安全性能: VSC(車両安定制御システム)、TRC(トラクションコントロール)標準装備。
トヨタ・ブレイドマスターは、2007年に登場した特異なコンパクトハッチバックです。通常のブレイドをベースにしながらも、トヨタのV6エンジン(2GR-FE)を搭載し、280PSものパワーを発揮するモンスターマシンとして登場しました。コンパクトカーの枠を超えたパワフルな走行性能と高級感を兼ね備えたこのモデルは、一部の熱狂的なファンから高く評価されています。本記事では、ブレイドマスターの魅力を4つのポイントに分けて紹介します。
1. 3.5L V6エンジンの圧倒的なパワー
ブレイドマスター最大の特徴は、3.5L V6エンジン「2GR-FE」を搭載していることです。このエンジンはクラウンやマークXにも採用された実績のあるユニットで、最高出力280PS、最大トルク35.1kgf·mを誇ります。これにより、スポーツカー並みの加速性能を実現し、当時のハッチバック市場では異例のスペックを持っていました。
また、トランスミッションには6速AT(Super ECT)を採用し、滑らかな変速とスポーティな走りを両立しています。コンパクトなボディにこれほどのハイパワーエンジンを搭載したクルマは非常に珍しく、「羊の皮をかぶった狼」とも称されることが多いです。
2. スポーティな走行性能
ブレイドマスターは、通常のブレイドとは異なり、専用のスポーツチューニングが施されています。
-
強化されたサスペンション:
-
フロントにマクファーソンストラット、リアにダブルウィッシュボーンを採用し、安定した走行性能を実現。
-
-
専用ブレーキシステム:
-
大排気量エンジンに対応するため、制動力の強化が図られた。
-
-
専用17インチアルミホイール:
-
225/45R17サイズのタイヤを装備し、高速走行時の安定性を向上。
-
これらの専用チューニングにより、パワーだけでなく、しっかりとした走行性能も確保されています。
3. 高級感のあるインテリアデザイン
ブレイドマスターは、単なるスポーツモデルではなく、高級志向のハッチバックとしても設計されています。
-
本革シート標準装備
-
ウッド調パネルやメタリック加飾を採用
-
快適な乗り心地を追求したシート設計
コンパクトなボディサイズながら、上質なインテリアが与えられており、単なるスポーツカーではなくプレミアムハッチバックとしての魅力も備えています。
4. 価格と希少性
ブレイドマスターは、当時のコンパクトハッチバックの中でも異例の価格設定でした。
-
新車価格:約330万円~
-
販売台数が少なく、中古市場では希少車
当時、クラウンやマークXのエントリーモデルと同等の価格帯で販売されたため、販売台数は伸び悩みました。しかし、その結果として現在では希少車となり、一部のマニアの間で高い人気を誇っています。